事業計画書が必要な場面～融資を成功させるためのポイント～

事業計画書は、さまざまな場面で必要になってきます。創業時、今後の経営をどのような計画に基づいて行っていくのか、具体的なスケジュールや理念を持っておくことは非常に重要です。また、経営してしばらく立った後も経営上の課題が出てきた時に事業計画書を見つめ直すことで課題が明らかになることもあります。そして事業計画書が最も重要になってくるのが融資を受けるときです。公的・民間金融機関から融資を受ける時は事業計画書が必要です。ここでは融資を受けることができるような事業計画書のポイントについて解説していきます。

まず気をつけるべきポイントは計画書の見やすさ、わかりやすさです。事業について具体的に記入することは必要なのですが、文字ばかりで細かく書きすぎても相手に伝わりません。相手は自社のことを知らない人で書類だけで事業を伝えなければなりません。

図やグラフ、数字などを用いて簡潔に見やすい計画書にするよう心がけましょう。

次に事業の現状と将来性を伝えることです。現在事業がどのように成り立っており、今後もそれが成り立っていくということを示す必要があります。その際は客観的なデータや調査など根拠を用いて書くことで実現可能性があると評価されます。

それと関係して、企業や代表者の信用性も重要となってきます。代表者の経歴やこれまで企業が成し遂げてきた実績を記入することで、融資の基本である信頼性を得るように努めましょう。

最後のポイントとしてお金の流れを記載することも重要です。どれくらいの経費・売り上げ・利益が出るのか、1日ごとの損益計画から年間ベースでの損益計画を作成します。利益がどのようにして出るのか、そのお金の流れを伝えられれば、信用が得やすくなります。

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